我が家には1歳を過ぎた子供がいるのですが、朝からいくつも公園をハシゴして体力を削る毎日を過ごしています。子供を産むまでは「3歳まで家庭保育すれば、その後は幼稚園に入れるんでしょ?」と思っていましたが、幼稚園の入園は3歳の誕生日を迎えた次の4月なんですね…。4月生まれの子であれば、3歳11か月までは家庭保育になります…。
「副業しながらの子育てってキツイ…。でも勤めに出ていないから保育園は使えないし…。」と悩んでいましたが、自治体の保育課に相談に行ったところ、条件を満たせば副業主婦でも保育園出願が可能なことがわかりました!
お住まいの自治体により条件は異なると思いますが、情報共有しておこうと思います。
前提条件と事前準備
家族の就労状況は以下のとおりです。
- 夫:会社員、フルタイム勤務
- 妻:主婦(個人事業主)、開業届提出済み、収入130万円以下(扶養内)
- 子:1歳児1人(現在家庭保育中)
私は主婦ですが、雑所得としてソシレン・クラファン分配金、電子書籍の売上、動画等の広告収入があります。
ソシレン投資を始めて2年程は「青色申告ではなく白色申告だし、事業と言えるか微妙だな…」と思っていたので開業届を提出していませんでした。しかし、昨年からはある程度収入が得られていることから、思い切って開業届を提出しました。
このことが、結果的に保育園利用への扉を開いてくれました。
開業届は、帳簿管理でお世話になっている「やよいオンライン」を使って無料で作成しました。
弥生のマイポータルに登録(無料)→ 開業届を作成 → 返信用封筒を添えて管轄税務署に2部提出 → 1部返送してもらう(控え)の流れです。
▼副業の帳簿管理は、今年もやよいの白色申告を使っています。白色申告だけなら無料!もちろん青色申告への切り替えも対応しています!(公式サイト広告リンク)
会社勤めの方は勤務証明で事足りますが、個人事業主が保育園を利用したい場合には、事業を行っていることが証明できる書類が必要です。開業届の写しがこれに該当しますので、必ず控えは受け取っておきましょう。
保育園の利用条件
保育園の利用条件は自治体によってことなりますので、ここでは私の住んでいる自治体の概要を記しておきます。ご了承ください。
まず、保育園の利用申請は点数制となっていました。
月の勤務時間、介護の有無、兄弟の保育状況、妊娠中等の条件で加算され、夫婦の合算点数が高い順に振り分けられるようです。例えば、勤務時間による点数表を見ると以下のようになっています。
・月の勤務時間150時間以上:100点
・月の労働時間110~120時間未満:80点
以下の2つの例では、点数は次の通り算出されます。
・共働きフルタイム会社員夫婦の場合:100点×2人=200点
・フルタイム会社員夫と短時間勤務妻の場合:100点+80点=180点
満点である200点にどれだけ迫れるかが保活のカギとなります。
個人事業主の勤務時間は、自己で証明することになりますので、家事育児の合間に行っている情報収集、夕方に開催されるオンラインセミナーの参加、土日にまとめて進める執筆作業などを合計していきます。毎日平均して4時間程度作業していれば、月の労働時間120時間未満として、上の例で挙げた180点の夫婦と肩を並べて申請できることになります。
ちなみに、経費や控除などで、実際の所得は低いことについて「本当に事業ちゃんとやってるの?」と言われてしまうことがあるのか確認したところ、「自営業の方は労働時間が所得に結び付かない場合があることは承知していますので、問題ありません。」と言っていただけました!優しい~!
その他の加点項目として、「求職活動中(起業準備含む):50点」となっていましたので、開業届が間に合わない場合にはこちらを活用して申請を出し、入園が内定したら4月までに開業することもできそうです。
保育料の算定
国による幼児教育の無償化方針により、保育園における3歳児クラス、幼稚園における満三歳児及び年少クラスからは保育料補助がでるため、実質無料となる場合が多いです。2歳児以下のクラスでは、市区町村民税所得割額により利用料が決定されるようです。
勤め人の方は、毎年5~6月頃に会社から住民税の決定通知が配られます。個人事業主も同時期に市町村から通知書が送られてきますので、こちらで確認できます。
概算額が知りたい方は、町田市のサイトがとてもわかりやすくて助かりましたのでどうぞ↓
まとめ
私が学んだ副業主婦の保活ポイントは以下の3点です。
- まずは自治体の保育課に事情を説明する
- 事業を証明できるものを残す(開業届・確定申告・収入の振込など)
- 自分のタイムスケジュールを把握しておく
人によって得手不得手はありますが、私にとって乳幼児の家庭保育はかなりきついものでした。「育児向いていない気がするし、働きに出ようかな…」と考えたのは一度や二度ではありません。
この問題を解決しようとすると、子供の預け先がないと職が決まらないのに、働いていないと保育園には入れない…というジレンマに陥りました。
第2子も望んでいますが「今から妊娠・出産すると、下の子が幼稚園に入るまで5年くらいは働きに出ることはできないのか…きついなぁ…」と悶々としていました。
同じように悩んでいる方に「開業するのも一つの手である」ということが広まればいいなぁと思います。