私の一番の趣味は資産運用なのですが、それ以外にも手芸やバードウォッチングが好きです。そのため、毛糸やBIRDER(バードウォッチング専門誌)をよく購入しています。
そして!趣味に関する本を書くことで、それらを経費として処理しています。
今回は書籍を執筆して、販売、経費処理を行うまでの流れを記事にしました。
専業主婦の節税についての基礎知識はこちらの記事で書いています。
趣味について本を書くメリットは?
経費として処理できることだけではなく、書籍の執筆には様々なメリットがあります。
- 備忘録になる
調べた事柄や、ちょっとしたコツなど、趣味に関するメモとして自分のために活用できます。 - すぐに収益化できる
書きあがった本をPDF化して、販売プラットフォームにアップロードしたら完了。 - 初期費用0円
電子書籍販売の場合、印刷・発送の手間がなく、在庫を抱える心配がありません。また、ほとんどの販売プラットフォームで、手数料を「売上の〇%」と設定しているので、本が売れるまでは初期費用が掛りません。 - 資産になる
一度書き上げてアップロードした本は、その後ずっと置いておくだけ。売れるたびに収入になり、メンテナンスがいらないのがうれしいところ。私は昨日、2年前にアップロードした書籍が購入され、臨時収入が入りました。
もちろん、定期的に修正や改訂することもできます。 - 節税に利用できる
書籍販売は少額の場合、雑所得に分類されます。私のように、ソーシャルレンディング投資により雑所得を得ている場合には、損益通算が可能です。
電子書籍販売が赤字なら(私も赤字です)、ソーシャルレンディングで源泉徴収された税金の一部が還付されます。
このように、本を書くことには様々なメリットがあります。人気作家となれば、締め切りや編集部とのやり取りなどで大変ですが、趣味についての同人誌を個人で販売するだけなら、ゆるゆる続けられるのも魅力の一つです。
何についての本を書けばいい?
内容は自由ですが、お金がかかる趣味について書くのがおすすめです。理由は前述のとおり、経費として処理できるからです。
私の場合、手芸用の毛糸や生地、バードウォッチング用の鳥の図鑑などを経費精算できるよう、毛糸で小鳥を作る方法を本にしています。
おすすめの販売プラットフォームは?
私が利用している販売プラットフォームは4社です。おすすめ順に紹介していきます。
第1位 BOOTH
BOOTHは、さまざまなクリエイターの創作物が集まるマーケットプレイスです。書籍・エッセイ、イラスト、生活雑貨や3Dアバターまで扱っており、誰でもかんたんに作品の販売と購入ができます。
自分で商品を発送する自家販売と、ダウンロード商品を販売するデジタルデータ販売の両方に対応しているため、物理本を売りたくなった場合にも利用できます。
おすすめポイントは、やはり販売手数料の安さ!
1取引あたり 5.6%+22円 (2023年2月現在)。一度に何冊か売れた場合に実入りが多くなる計算で、クリエイターにやさしい設計になっています。別途振込手数料がかかりますが、ある程度売上金がまとまってから支払われるため、気になるほどではありません。
例1)1,000円の本が1冊売れる → 受取金額922円、手数料78円
例2)500円、1,000円の本が1冊ずつ売れる → 受取金額1,394円、手数料106円
気に入った作品を購入する際に、応援のために上乗せして支払いすることができるBOOST機能があるのも特徴です。何度か頂いたことがありますが、励みになりますね。
第2位 技術書典
技術書典は、さまざまな分野の技術を持つ人が書いた技術書に出会えるサイトで、毎年開催されるイベント期間中に書籍を登録します。いろいろな技術の普及に尽力している祭典で、出品せずとも覗いてみるだけでも面白いイベントです。
事前にエントリーが必要ですが、イベント開催中は他のプラットフォームとは比べ物にならないくらいに販売数が伸びます!
販売書籍を登録できる期間が限られていますので、「締め切りがあったほうが燃える!」という方にはもってこいのイベントです。
ちなみに次回は2023年5月20日(土)から6月4日(日)まで、オンライン開催の決定が発表されています。
第3位 BOOK☆WALKER
BOOK WALKERは、出版大手のKADOKAWAの子会社で、電子書籍の販売を主領域としています。グローバル展開しており、北米に向けた英語書籍の販売も手掛けています。
書籍をアップロードした後、審査があります。以前、審査の件でサポートに問い合わせをしたことがありますが、とても丁寧に対応していただき、安心感がありました。
販売手数料は販売額の60%(2023年2月現在)と、やや高いです。振込手数料の負担はありません。
第4位 note
noteは、アカウントを作るだけで誰でも無料で記事を書くことができるプラットフォームです。有料ブログよりも敷居が低く、自分の覚書用のメモとしては最適です。
noteでは、有料記事の販売ができるのですが、記事上にPDFデータを貼り付けることで電子書籍販売にも活用できます。
noteでは、ユーザー同士がフォローしあう機能もあり、交流できるのも魅力の一つのようです。
ただし、私は根暗なので交流するのが苦手です。正直、上手に活用できていません…。素晴らしいサービスであるのは間違いないので、SNSを運用することが苦でないタイプの人には向いていると思います。
経費処理する際に必要な準備は?
経費として処理する際には、帳簿をつける必要があります。
「複式簿記とか勉強しないといけないんでしょ?だるい…。」と、身構えてしまいますよね。
私もそうでした。
しかし!雑所得として白色申告する場合には、単式簿記で大丈夫です!
私は材料費や参考書籍のレシートを保管しておき、無料で利用できる「やよいの白色申告オンライン」に家計簿感覚でポチポチ入力しています↓
↓やよいの白色申告オンラインは無料で使える!
やよいの白色申告オンラインは、無料とは思えないほど充実しています。なんと確定申告サポートまでついていて、収支内訳書まで発行してくれるのでお勧めです。
収益が大きくなってきたら、いずれ青色申告に切り替えたいなと思っています。
実際に確定申告する際の入力方法については、今年の確定申告について記事にする際に画像付きで解説する予定です。