前々回の記事であれほどソーシャルレンディングのメリットをお伝えしながら、そもそもソーシャルレンディングとはどんなものなのかについて全く触れていないことに気づきました…恥
このブログで扱っている「ソーシャルレンディング」とは、正確に言うと不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの2種類に分けられます。
なぜひとくくりにして「ソーシャルレンディング」と呼んでいるかというと、投資家側からすると大きな違いを感じないからです…笑
しかし、大切な自分の資産を預けるのですから、違いを知ったうえで投資するのが良いでしょう。
クラウドファンディングとは?
ソーシャルレンディングや不動産クラファンについて知る前に、そのもとであるクラウドファンディングについて触れておきます。様々な種類のクラウドファンディング事業を組成しているCAMPFIRE さんから、引用をお借りしてきました。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
CAMPFIRE ACADEMY
イメージしやすいのが、以下のような事例ですね。
- 保護猫施設の運用資金を稼ぐために、寄付してくれた人に猫グッズをプレゼントした。
- 小学生が便利なアイディアを商品化したので、ネットで応援者を募って商品を購入してもらう。
前者が寄付型、後者が購入型のクラウドファンディングです。
ソーシャルレンディングや不動産クラファンは、投資資金の見返りとして分配金を求めるタイプの投資型クラウドファンディングに分類されます。
投資型クラウドファンディングは3種類
クラウドファンディングの中でも、事業者に融資をして金銭的なリターン(利息)を得るのが投資型クラウドファンディングです。これには3種類あります。
貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
貸付型クラウドファンディングは、日本ではソーシャルレンディングと呼ばれています。クラファン事業者を通じて、お金を借りたい会社と個人投資家を結び付けることで小口の資金貸付を行います。
ここで一つ疑問が出てきます。
「お金を借りたい会社は、銀行で借りればよいのでは?」
私もそう思いました。
しかし、銀行から融資を受けるには相応の実績・担保を用意したうえで、厳しい審査と煩雑な手続きが必要です。この手間を軽減できるのがソーシャルレンディングを使った資金調達なのです。
また、個人投資家から資金を集める方法をとるため、個人消費者を対象とした企業(飲食店やリゾートホテルなど)は広く知ってもらえる機会(=宣伝広告)となるメリットもあります。
もちろん、ソーシャルレンディング事業者も審査を行い、案件によっては担保や保証を設定しますので、適当に貸し付けているわけではありません。
審査過程で分かったリスクや担保設定などについて、案件ごとに開示されている情報をよく読んで、最終的な投資判断は投資家個人の責任で行います。
有名な事業者としては、funds、AGクラウドファンディング、Bankers、Funvestなどがあります。
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不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、文字通り不動産投資を対象としています。
ソーシャルレンディングによる融資が事業資金等に充てられるのに対し、不動産投資型クラウドファンディングでは不動産の購入に充てられます。
私の憧れの職業である「大家業」をイメージするとわかりやすいですね。
- 事例その1
- 個人投資家から集めた資金を元手に1棟アパートを購入
↓ - 借りたい人に部屋を貸して家賃収入を得る
↓ - 家賃収入の一部を分配金として出資者に支払う
- 個人投資家から集めた資金を元手に1棟アパートを購入
- 事例その2
- 個人投資家から集めた資金を元手に1棟アパートを購入
↓
- アパートをリノベーションして、付加価値をつけることで高値で売却
↓ - 差額の利益を分配金として出資者に支払う
- 個人投資家から集めた資金を元手に1棟アパートを購入
集めた資金を不動産の購入費に充て、不動産による収益を分配する点が貸付型との違いです。
有名な事業者としては、creal、COZUCHI、TSON、Jointα、Rimpleなどがあります。
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株式投資型クラウドファンディング
こちらは、優れた技術やアイディアを持っているが、銀行からの融資を受けるには実績が足りないなど、主に未上場企業を対象とした融資を指します。
具体的には未上場企業の発行する株式を購入し、企業はその資金を原資に事業を継続・拡大していきます。この場合の出口は、上場やM&Aなどにより株式を売却することで現金化します。
有名な事業者としては、FUNDINNO、イークラウドなどがあり、私はイークラウドを口座開設しています(まだ案件に投資したことはありません)。
まとめ
ここまで主に、ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの違いについて述べてきましたが、投資家側の視点からすると差がないように感じます。私自身も投資を検討にあたって、違いを意識したことはありません。
より詳しい解説は、各社のホームページでなされています。事業者側の視点からすると、設立にかかる許可申請も、根拠とする法律も違うので、より詳しく理解したい方はぜひ覗いてみてください。