株式投資やソーシャルレンディング投資は、私のような投資初心者かつ経済・法律の知識がなくともなんとなく始められるのが良いところなのですが、せっかく大事な資金を投資をするならしっかり勉強したい!と思う時もあります。
ド素人の私でも、これなら読めそうだな・・・と思った本について書いていきます。
おすすめ本その1・その2:『決算書はここだけ読め!』シリーズ
【基本情報】
『決算書はここだけ読め!』 著:前川修満 講談社現代新書
決算書はここだけ読め! (講談社現代新書)
センセーショナルなタイトルですが、冒頭で述べられている5つの知識について理解すればよいという点で、タイトルは決して誇張ではありません。また、本書では触れられていない箇所についても「なぜ読まなくてよいのか」を明記したうえで切り捨てられており、決算書について学ぶための学習コストを下げてくれる一冊と言ってよいでしょう。
導入で述べられている、初心者が陥りがちな間違いである「決算書を読む能力」と「決算書を書く能力」は違うというのが目からうろこでした。最初の二章程度を読むだけで、概要がつかめるバランスシートを書くことができるようになります。
はじめは図書館で借りて読んでみたのですが、「これは手元に置いて読みながらバランスシートを書く練習をした方が身になるなぁ」と感じたので、購入することにしました。
ただし、この本でわかるのは貸借対照表についてまでです。キャッシュフロー計算書については、続編を読む必要があります。
決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編 (講談社現代新書)
おすすめ本その3:『「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書』
【基本情報】
『「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書』 著:西山茂 東洋経済新報社
「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書
『決算書はここだけ読め!』に比べると、初心者へのおすすめ度は下がりますが、財務諸表の代表的項目が何を意味するのかについて網羅的に解説されています。『決算書はここだけ読め!』を読んで概要を理解した後、気になる項目について勉強する際に、こちらの本を辞書的に使うのが良いと思います。
初心者にとって良い点は、事例研究がなされていることです。とっつきにくい専門用語も、ビジネスシーンに置き換えて解説しているため、会計の知識がなくともイメージが湧きやすいです。
今後の展望
先月24日、私も投資中の不動産クラウドファンディングTSON FUNDING の中間決算書が発表されました。財務分析については素人ですし、そもそもソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングという特殊なビジネスですので、今回の本で得た知識がどれほど通用するのか定かではありませんが、自分なりにいくつか気になった指標について、記事にしたいと思っています。
東証プロマーケットにて発表された中間決算短信のリンクも貼っておきますので、実物を見たい方はこちらをどうぞ⇒【株式会社TSON 2023 年6月期 中間決算短信】
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