今回はめずらしく株式投資の話題です。
2023年3月3日に保有していたコマツ(6301)株を売却し、利確を行いました。今回の株式売却の概要と、私の株取引の基準について参考までに書き残しておきます。
投資の中でも株取引については、損失がつきものです。そのために、制度として損益通算ができるようになっているのだと考えています。投資判断は自身の責任で行ってください。
私の株式投資の基準
購入している銘柄については毎月末の資産状況を見ていただきたいのですが、機械・電気機器・輸送機器などの製造業に偏っています。これは、私の興味がある方向性が偏っていることに加え、手堅い銘柄と判断したのがこの分野であるというだけです。
株式を購入する際に見る指標
株式を購入する際に参考にしている指標は、大きく以下の2つに絞っています。
PBRが1倍程度
PBRは、株価を1株当たりの純資産で割ったものです。つまり、会社が今解体されたときの資産価値に対して、株価が同価値に設定されていれば1倍になり、一般に1を切ると割安といわれています。
導出は以下のとおりです。
<例:A社>
・1株2,000円
・発行株式100万株
・会社の純資産10億円
PBR=2,000/(10億/100万)=2
ただし、施設や設備などを持っていれば資産となるので、製造業などは純資産が多くPBRが低く産出されやすいことが想像できます。そのため、PBRを比較する場合には、同業種での比較を行う必要があると思います。
自己資本比率が50%以上
その名のとおり、総資本における自己資本の割合です。自己資本比率が高いということは、借入金が少なく経営的に安定している、融資を受けやすいなどのメリットがあります。
一方で、積極的な事業展開によって大きな利益を上げるタイプではないので、そういった面での期待は低いといえます。
私が投資銘柄を選ぶ際には、自己資本比率が50%程度の銘柄を選ぶように心がけています。他の面で魅力的な点がある銘柄でも、30%以上はあることを確認しています。
株式を購入・売却する際のマイルール
利益が出ると「もっと値上がりするかも…!」、値下がりすると「もう少し待ったら回復するかも…。」と考えてしまいがちなので、マイルールを2つ設定しています。
購入する前に目標株価を設定する
私は株価が今まさに値上がりしている状況では、冷静な判断ができません。そこで、購入前に目標株価を設定しておき、この株価に近づいたら迷わず売ることにしています。
株価の目標値は、各社のレーティングなどを参考に決定しています。
10%値下がりしたら損切する
下の目標も決めておきます。配当を含めて10%値下がりしたら売却することにしています。
とはいえ、結構決断が必要です。
精神的な安定のため、複数の銘柄に分散投資しておき、損益通算が可能な3年以内にプラスになることを意識して、自分の許容できる値下がり幅を決めておくのが良いと思います。
今回の売却概要
今回は所有していたコマツ(6301)をすべて売却しました。取得・売却価格などについて以下にまとめました。
- 取得価格:2,729円(2021/9/28取得)
- 売却価格:3,425円(2023/3/3売却)
- 取引株数:400株
- 配当合計(税引前):+64,000円(2021年9月、2022年3月・9月の計3回分)
- 株式譲渡益(税引前):+276,762円
- 損益合計(税引前):+339,517円
コマツ(6301)は、前述の投資基準どおり以下の基準で取引をしました。
- PBR:1.26倍
- 自己資本比率:51.5%
- 目標株価:3,500円
- 損切株価:2,574円((取得株価+見込み配当)×90%)
実は、3月末に配当が予定されていたため「もう少し持っていようかな…」とも思いました。
しかし、ここで欲を出したら後悔すると思い売却しました。売却益は、今後ソーシャルレンディング等に投資していく予定です。