私がソシレン・クラファン投資を行う際に気を付けていることの一つに、事業者リスクの分散があります。リスク分散のため、不定期に新しい事業者に口座開設しています。
一方で、以前から投資している一部の事業者については投資額を減らしています。現在の口座開設状況や投資額を減らしている理由について触れておきたいと思います。
※あくまで私個人の感想です。投資は各自の資産状況・リスク許容度に応じて、自身の責任で判断・実行してください。
ソシレン・クラファン口座開設状況
開設済事業者 (運用中) | 開設済事業者 (残高0) | 新規登録事業者 (運用中) | 新規登録事業者 (未投資) |
OwnersBook | クラウドバンク | KORYO funding | ビギナーズクラウド |
Jointoα | FUEL | ゴールドクラウド | REEZIN |
creal | property+ | B-Den(ビデン) | Re-vest |
LENDEX | J.LENDING | 不動産バンク | DARWIN funding |
Funds | イークラウド | ちょこっと不動産 | |
バンカーズ | Pocket Funding | 大家.com | |
cool | オルタナバンク | みらファン | |
TREC funding | victory fund | GALA funding | |
COZUCHI | TSON | ||
アセクリ | bit Realty | ||
わかちあいファンド | プレファン | ||
TECROWD | |||
利回り不動産 | |||
TOMOTAQU | |||
COMMOSUS | |||
利回りくん | |||
Funvest | |||
AGクラウドファンディング | |||
FUNDROP | |||
Rimple |
口座開設済みのソシレン・クラファン事業者は43事業者で、そのうち運用残高があるのは28事業者となっています。
最も長く出資し続けているのはOwnersBookです。初出資から4年以上が経過し、分配総額も97,240円と積みあがってきましたので、ここらへんで率直な意見を書いておこうと思います。
OwnersBookの良い点としては、案件が安定して組成されている点。運用期間16~31ヵ月と長めのものが多いですが、経験上その多くは早期償還されます。案件組成が頻繁なので、償還後に次の案件に投資しやすいのはありがたいですね。
改善して欲しい点としては、払い戻し手数料が高いことです。払い戻しに330円もかかります…。デポジット式かつ出金手数料が高いとなると「出金せずに次の案件に出資しちゃおうかな…」と考える人は多いのではないでしょうか。正直、OwnersBook側もそれを期待しているんじゃないかと思うことがあります(募集中案件が埋まっていないときの会員向けメールとかね…)。現状で案件が満額集まっているのを見ると、改善は期待できなさそうですが…せめて元本償還後2週間以内なら出金手数料0円とかにならないかな…。
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出資額を減らしている事業者
限りある手元資金ですので、新規口座開設をした事業者への投資を優先したため、投資額を減額・ゼロ円とした事業者もありますので、触れておきます。
運用残高0円の事業者
未投資の事業者も含めると、運用残高0円の事業者は15事業者です。そのほとんどが、案件組成が少ないことによる結果ですが、内4社(victory fund,TSON,クラウドバンク,オルタナバンク)については、計画的に減額したものです。
victory fundとTSONは、物件開発後の売却を基本とするキャピタルゲイン型の案件が主流であり、同程度の利回りが期待できるインカムゲイン型案件の方がリスクが低いため、インカムゲイン型を主流とする事業者へ切り替えるために投資額を減らしていきました。
キャピタルゲイン型案件は、売却できなければ元本も分配も入ってこないリスクがあります。その分大きなリターンが期待できるのですが、リスクとリターンが見合っているかの判断は、各人の資産状況やリスク許容度に依存します。私自身は心配性でビビりな主婦ですので、リスク許容度が低い方だと自負しており、基本的にはインカムゲイン型案件に優先して出資したいと思っています。
キャピタルゲイン型案件に出資するのであれば、保全措置(売却時に関係会社への引き渡しや、自社物件へ組み戻すなど)がとられていたり、リスクに見合った高いリターンが期待できること(予定利回りが高い・売却益の一部を投資家に還元する)が必要であると考えましたので、キャピタルゲイン型案件への投資はこれらの信条を満たす3社(TECROWD・アセクリ・COZUCHI)を軸にしていく予定です。
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クラウドバンクとオルタナバンクについては、現在発生中の遅延案件の解決を見てから、出資再開の可否を判断しようと考えています。
現在減額中の事業者
現在減額中の事業者はバンカーズとcrealの2社です。バンカーズについては、クラウドバンクとオルタナバンク同様、現在発生中の遅延案件の解決を見てから出資再開の可否を判断しますが、crealについては運用残高(112万円)を償還された案件から随時出金していく予定です。理由は以下の3点です。
- crealはキャピタル型案件が主流なため(より低リスクのインカム型案件に切り替えたい)
- 2024年から運用期間が36ヵ月程度と長期化している(リスクの上昇)
- 運用残高に応じたキャッシュバック率改悪
特に2・3点目の理由が大きく、運用期間長期化に伴ってリスクが上昇するのに対し、利回りはこれまでと大きな差はみられません。リスクが上がったのですから、それに伴うリターンもあって欲しいと思います。
また、キャッシュバック率に関しては、現状(ブロンズ会員)の0.3%→0.05%へと大幅ダウン。4月からは下図のとおり変更され、シルバー会員(300万円以上出資)クラスでないと相手にされていない印象です…。
クリアルのキャッシュバックは、新規案件投資時の残高に応じて率が決まり、出資額の一部が返される仕組みです。従来であればブロンズ会員が新たに30万円を出資した場合には900円がキャッシュバックされたところを、4月以降の出資では150円になります。この条件であれば、私は新規出資はしないかなぁと思います。
まとめ
ソシレン・クラファン投資歴も4年となり、付き合いが長い事業者も増えました。出資者としても、事業者とは末永く良好な関係を築きたいと思っていますが、自分のリスク許容度や投資方針に合わなくなることも増えました。
現物株式投資とは違い、運用中案件を途中で放り投げることはできませんが、現物不動産投資に比べれば、合わなくなったらそっと離れることができます。
新規の事業者も増えてきましたので、業界全体に良い刺激となってくれたらと思います。