先日COMMOSUSから募集された下の案件、貸付先の名前に聞き覚えがあるなぁと思い確認してみました。(※私は出資していません)
貸付先のエムトラスト株式会社は、投資・配当型クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」を運営するWeCapital株式会社と業務提携しています。
提携により、エムトラスト株式会社はWeCapital株式会社に対して、不動産開発案件や物件の提供を行う予定とされています。私自身はヤマワケには会員登録していないのですが、ヤマワケにも出資中の方は、動向を気にしたほうがよさそうですね。
「ソシレン・クラファン投資をしているけど、貸付先情報とか気にしていなかった…」という方は、今からでも遅くありません!出資中案件・出資予定案件の会員限定情報を確認してください!
COMMOSUSは、他のソシレン事業者に比べて非会員でも貸付先が確認できるような工夫(案件名に貸付先の名前を入れる、融資型であっても事業計画についての詳細を載せてくれている等)がされています。
その他の事業者はここまでオープンではありませんが、どの事業者でも会員登録すれば貸付先情報は確認できますので、出資前に目を通しておくだけで「この貸付先、他のソシレン事業者でも借りてない?」と気づくことができます。
リスク分散に気を使っている私が、これまでに気を付けた方がいいと思ったのは以下のパターンです。
- パターン①:貸付先事業者A社が、ソシレン事業者B社とC社の両方から融資を受けている
- パターン②:不動産クラファン事業者D社(あるいはD社と業務提携しているE社)が、ソシレン事業者F社から事業費用の融資を受けている
- パターン③:不動産クラファン事業者G社が、不動産クラファン事業者H社で案件を募集する
パターン②の具体例は、冒頭のエムトラストの案件の他、COMMOSUSで募集された「東中野 事業用地(TRIAD#3)」もあります。COZUCHIと提携しているTRIADが、事業資金をソシレンで賄った案件です。
パターン③の具体例は、先日中止になってしまった不動産バンクの「杉並区新築1棟アパート」案件。こちらは不動産クラファン事業者TSONが、同業他社である不動産バンクにて出資を募るという珍しいパターンでした。
実際の運用はTSONで行われる予定でしたので、TSONにて多額の出資をしている方にとっては、分散にならない案件でした。
パターン①②については何度か遭遇しており、そのたびに貸付先被りを回避しています。特にソシレン事業者であるCOMMOSUS、OwnersBook、AGクラファンなどでは、出資前に会員限定情報を必ず確認しましょう。