このところ日経平均最高値更新で株式市場が賑わっておりますが、値動きが激しくてそわそわしてしまう私は蚊帳の外…。
ということで、値動き耐性低めの自分にも投資できそうなデジタル証券rengaに会員登録してみました!
デジタル証券「renga」とは?

当ブログをご覧の方には、個人での投資が難しい不動産等を小口化してくれる「不動産クラウドファンディング」のサービスはお馴染みだと思います。
今回サービスを開始したデジタル証券rengaも、ブロックチェーン技術を活用して投資単位を小口化することにより、金融機関などの「資産運用のプロ」が投資している商品に個人投資家が出資できるようにしたものです。

一般投資家向けの運用案件はまだありませんが、機関投資家向け案件であるPro1号・2号が既に運用中のようです。資金力のある銀行・保険会社を対象とした大型物件で、個人投資家にとっては手が出せない案件です。
この機関投資家向けのサービスが個人向けに降りてくるということは、ロットの違いはあれど、機関投資家と同じ土俵で戦うことができるということ。
「いよいよ不動産小口化投資もここまで来たか…」という感想を持ちました。
そもそも不動産投資にはどんなものがあるのか?
私のように「株式の値動き(ボラティリティ)に耐えられない」という場合によく検討されるのが不動産投資ですが、一口に不動産投資といっても現物不動産投資・不動産クラファン・J-REIT・デジタル証券など様々な商品が出てきています。
まず断っておきたいのは、私のスタンスです。
「これらの投資商品は、個人が投資しやすくするためのアプローチ(根拠法・技術)が違うだけで本質は不動産投資である」というのが私の考え方です。
それぞれの商品の仕組みを押さえておいて損はないですが、個人投資家にとってはそれ以上深堀する意味はないと思っていますし、本質は不動産投資である以上は収益を生む優良物件に投資できるかどうかが肝だと考えています。
とは言え、仕組みが違えば特徴にも違いが出てきます。
重要なのは、それぞれの商品のメリット・デメリットを理解して自分に最適なものを選択することですので、それぞれの特徴を簡単にまとめまてみました。
項目 | 現物不動産 | 不動産クラファン | J-REIT | デジタル証券「renga」 |
主な法的根拠 | 宅地建物取引業法 不動産特定共同事業法 | 不動産特定共同事業法 | 金融商品取引法 | 金融商品取引法 |
監督官庁 | 国土交通省 | 国土交通省 | 金融庁 | 金融庁 |
投資対象物件数 | 単一 | 単一 | 多数 | 単一または複数 |
流動性 | 低い | 原則として低い(中途解約不可が多い) | 高い | 高い(一部制限はあるものの、途中売却が可能) |
最低投資単位 | 高額 | 比較的少額(1万円程度から可能) | 中程度(10万円程度〜) | 中程度(10万円程度〜) |
運用期間 | 長期 | 比較的短いものが多い(数カ月~2年程度) | 無期限 | 比較的長い(5年程度) |
価格変動 | 物件や期間による | なし | 大きい | 小さい |
※上記の表はあくまで一般的な商品の傾向であるため、すべての商品に当てはまるとは限りません。
デジタル証券rengaの特徴
様々な不動産投資商品がある中で、今回私がデジタル証券rengaに注目した一番のポイントはずばり「流動性の高さ」です。
私が普段よく使っている不動産クラファンでは、原則運用途中に現金化することはできません。
手数料を支払うことで事業者が買い取る制度もありますが、実施している事業者は多くありませんので、これから資産形成を行う子育て世代にとっては流動性・換金性の低さがネックになっていると感じていました。
一方のデジタル証券rengaでは、投資家同士の売買が行えるセカンダリーマーケットが開かれることになりましたので、これが実現すれば本当の意味での流動性の課題が克服できたといえるのではないでしょうか。

最近の株式市場は値動きが大きく、本来不動産投資の一種であるJ-REITですら世界情勢に引っ張られて乱高下してしまっています。
デジタル証券rengaのセカンダリーマーケットがうまく機能し、好きな時に売れる仕組みが確立されることで「換金性が高く、値動きが小さい」という、リスク許容度が低い投資家層に刺さる商品に育っていく可能性があると感じました。
ただし、セカンダリーマーケットは売りたい人・買いたい人がいなければ成立はしないので、これがどのくらい機能するのかは蓋を開けてみないとわからないなぁ…というのが私個人の感想です。
この点については「本当に売買市場が機能しているのか」「株式投資でいうところの出来高が確認できるような機能があるのか」という視点で、今後も追跡していきたいと思っています。
日々値動きのある投資商品が苦手な方や、株高で既にJ-REITに手が出し辛いと感じている方は、新たな選択肢としてデジタル証券rengaを検討してみてはいかがでしょうか?
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