本日12時から、バンカーズにて新規案件が公開されていました(既に満額に達しています)。
私自身は投資していませんが、「保全劣後型」という見慣れない単語を見たので、概要を確認しておきます。
案件概要
- 募集日時 : 3月18日(土)12:00~ 満額成立済み
- 募集総額 : 1億円
- 最低投資金額 : 1万円
- 予定利回り : 6.4%(税引前)
- 運用期間 : 14ヵ月
「バンカーズとしては高めの利回りだなぁ…」と思っていたのですが、中身を見て納得です。バンカーズで扱う一般的な案件に比べて担保がやや弱い印象ですので、リスクに比例して利回りも上がっているようです。
ソーシャルレンディングでは一般的に、リスクが高いほど利回りが高い傾向にあります。もちろん、キャンペーン的に利回りが高いお宝案件の場合もありますので一概には言えませんが、高利回り案件ほど、担保や保証などの情報をよく確認するように意識しています。
▼楽天ポイントとの相性もいいバンカーズ!
保全劣後型とは?
「保全劣後型」という用語ですが、私が見た中では初めて使われたと思います。
簡単に言えば、先に運用している「香港消費者ローン事業ファンド第1-1号~第1-10号」と担保を共有しており、毀損があった場合には先に運用している方が優先的に弁済されるという意味です。
融資事業概要にも以下のように明記されています。
同様の仕組みをとっているファンド例
同様の仕組みを採用しているファンドとしては、LENDEXがあります。
私が投資した「不動産担保付きローンファンド451-1号」も、1~3号で同一不動産を担保としており、弁済順位も1号→2号→3号の順になっています。
そのかわり、利回りは3号→2号→1号の順に低く設定されており、リスクとリターンを天秤にかけて選ぶことができる仕組みになっています。
▼利回り高めの案件が多数組成されるのが魅力!私も投資中のLENDEX
3つの案件の貸付額を合わせても、担保評価額の80%以内に収まるように設定されているので、それだけ価値の高い担保が設定されていることを意味しています。
上記の案件では総額1億7,000万円(1号:6,500万円、2号:5,500万円、3号:5,000万円)ですので、弁済順位1位の案件だけみれば80%×(6,500万円/1億7,000万円)=30%と、担保評価額に対して十分な余力をもって貸し付けを行っていることになります。
そのため、私自身はLENDEXでこのタイプのファンドが出た場合は、必ず最も低リスク・低リターンの1号に投資することにしています。