本日COMMOSUSから償還があり、大きめの分配金(2万2,554円)をいただきました~
今回償還されたのは「首都圏近郊物流用地プロジェクトファンド(COZUCHI FUND3号)」。ちなみに明日は「東中野 事業用地(TRIAD#3)」が募集開始です。
ファンドを組成しているCOMMOSUS、貸付先であるTRIAD、そして協業しているCOZUCHI…。改めて見ると、この3社の関係性をあまり理解できていないなぁ…と反省しましたので、しっかり調べてみました!
COMMOSUSとCOZUCHIとTRIADの違いは?
この3社は2022年8月31日付けで、融資型クラウドファンディング事業を中心とした協働を目的に、資本業務提携契約及び業務提携契約を締結しました。
この3社の立ち位置を確認していきます。
COMMOSUSとは?
COMMOSUS(株主:株式会社 SOCIAL COMMON CAPITAL)は融資型クラウドファンディング事業者(=ソーシャルレンディング事業者)であり、投資家から出資を募り、事業資金の貸し付けを行います。
必要に応じて不動産担保や保証を取り付けることがあるため、不動産クラウドファンディング事業者と勘違いしている方も見えるかもしれませんが、あくまでソーシャルレンディング事業者です。そのため、投資家から集めた貸付資金は、不動産を取得する以外の目的にも使われます。
COZUCHIとは?
COZUCHI(運営:株式会社LAETOLI)は不動産クラウドファンディング事業者であり、不動産特定共同事業における分類としては1号事業者・2号事業者両方の免許をもっています。1号と2号の違いは以下のとおりです。
- 第1号事業者:ファンドを募集、ファンド(不動産事業)を運営し、利益を分配する事業者
- 第2号事業者:第1号事業者を代理してファンドの募集のみを行う事業者
そのため、COZUCHIは自身でファンドを募集・運営・利益を分配することができますが、他の1号事業者からの依頼を受け、2号事業者としてファンドの募集のみを行うこともあります。
COZUCHIで組成される案件を見ると、そのほとんどが後述のTRIAD社(1号事業者)から依頼を受けてファンドを募集しており、2号事業者として仕事をしていることが多い印象です。
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TRIADとは?
COMMOSUSで募集される「首都圏近郊物流用地プロジェクトファンド」や「東中野 事業用地(TRIAD#3)」の貸付先であるTRIAD社は、不動産クラウドファンディング事業者であり、不動産特定共同事業における分類としては1号事業者です。
TRIAD社は自身でファンドを募集・運営・利益を分配することができますが、ファンドの募集についての業務はCOZUCHI(2号事業者)に外注しています。即ち、TRIAD社はCOZUCHIを投資家を募るためのプラットフォームとして利用しているといえます。
ちなみに、TRIAD社とLAETOLI社(=COZUCHIの運営事業者)の両方で名前を聞くのが武藤弥氏です。武藤氏は2011年にTRIAD社を設立し、取締役副社長に就任しています。その後、2021年にCOZUCHIの運営会社であるLAETOLI株式会社の代表取締役CEOに就任し、同時期にTRIAD社副社長を退任しています。
出資の際に気を付けたい点
この3社の関係性がわかったところで、私が出資の際に気を付けていることがあります。
私がソシレン・不動産クラファン投資をする際のマイルールとして、1事業者当たりの投資上限は運用総額の10%以内としています。現在の運用総額が1,900万円ですので、1事業者当たりの投資上限は190万円程度になります。
そして、COZUCHIで募集されている案件の多くがTRIAD社の案件であり、協業事業者であるCOMMOSUSでもTRIAD社への貸付案件が募集されます。以上のことから、COMMOSUSでのTRIAD社関連案件への投資はCOZUCHI案件と貸付先が同一となり、リスク分散効果がありません。
以上を踏まえ、マイルールから投資上限は以下のとおりです。
【 COZUCHIでの運用総額 + COMMOSUSでのTRIAD社関連案件への出資額 ≦ 190万円】
現在のCOZUCHIでの運用総額が36万円、COMMOSUSでの運用総額が60万円(内TRIAD社関連案件0円)ですので、まだ投資上限には達していません。そのため、明日募集の「東中野 事業用地(TRIAD#3)」にも参戦予定です!
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