またまた新規の不動産クラファン事業者が誕生しました!その名も、らくに、たまる「らくたま」です。
1口1万円から出資可能、会員登録~ファンドへの応募までオンライン完結型の不動産クラファン事業者です。新規事業者は会員数が少ないうちが狙い目ですので、参加すべきか否か判断したい!というわけで、少し掘り下げて調べてみました。
不動産クラファン事業者「らくたま」について
らくたまの運営会社は、2008年設立の不動産事業者「株式会社フロンティアグループ」です(https://frogro.co.jp/)。不動産事業を主軸としており、アセットコンサルティング(不動産運用の提案など)、再生・リニューアル(中古物件等の内装リフォーム等)、不動産の買取・賃貸などの業務を行っています。
15年連続黒字経営であり、15年間で1000件以上の都心マンション・オフィスビル等の不動産について調査・分析し、リノベーションを行ってきたとのこと。そして今回、不動産特定共同事業(東京都)の1号・2号の認可を取得して、不動産クラファン事業「らくたま」を開始。2024年4月1日より、第1号案件の募集受付が始まっています。
代用取締役の金子嘉徳氏は、日系商社及び外資系企業、東証一部上場の金融グループ企業(当時)を経て2008年に同社を設立。2021年には共著で「相続のお守り」を執筆しており、不動産以外の金融資産の運用についても詳しいようですね。
余談ですが、このフロンティアグループでは定年退職制度を廃止して、生涯現役社会づくりを推進中とのことで、こちらも代表取締役の思想が見られますね。
投資家目線で見るクラファン投資の要は、ズバリ「事業者選び」です。
話題性の高い高利回り案件や、大規模開発案件に目が行きがちですが、本業で不動産買取・賃貸・リノベーションまで行っている事業者が行う不動産小口化商品が一番しっくりきますね。
ということで、運営事業者や代表取締役にネガティブな情報もなかったことから、私の投資判断はGO!早速登録しました。
▼15年連続黒字の不動産業者が運営!楽に貯まる、らくたま!(公式サイト広告リンク)
1号案件について
1号案件は「横浜みなとみらいエリア」の入口に立地する賃貸オフィスビルです。簡単に特徴をまとめます。
- 物件からの賃料収入を分配原資とするインカムゲイン型
- 空室の際に賃料が保証されるマスターリース契約を採用
- 運用期間中の賃料低下や売却時の価格下落時に投資家の損失を抑える優先劣後システムを採用
- 運用期間が3ヵ月とかなり短期運用
本物件は、現在株式会社フロンティアグループが所有し、過去7年間にわたり安定して賃貸運営中。らくたま1号は、この安定した賃料収入を原資として投資家への分配を行うインカム型です。運用期間がかなり短いことから言っても、新規会員獲得のための客寄せファンドと言ってもよさそうです(悪口ではないです!より安全性が高いという意味です!)
また、本案件における劣後出資は30%以上と高めに設定されています。私の想像ですが、募集額が満額に達しなかった際には劣後出資を増やす予定で「30%以上」と書かれているのだと思います。しかし、蓋を開けてみればかなりの人気なので、劣後出資は下限の30%ぴったりになりそうですね。
募集開始から1週間たたずに抽選倍率3倍超…当たったらラッキーですね。部分当選制度があるのか定かではありませんが、可能性に賭けて50万円と大きめで参加しました!
運営会社が賃貸もリノベーションも行っているということで、手堅いインカムゲイン型案件とバリューアップを狙った中古物件再生のキャピタルゲイン型案件の両方が組成されるのではないかと期待しています。会員数が少ないうちに狙っていきましょう~