確定申告の準備、順調でしょうか?
還付申告の場合は既に提出できるようで、X(旧Twitter)なんかではちらほら完了報告が上がっています。
私はというと、自分の確定申告は不動産クラファン事業者の支払調書待ちが3件、夫の方は源泉徴収票待ちという状況です。
資料は出そろっていないものの、e-taxは途中入力状態で保存することが可能です。入力する項目が膨大なので、子供の昼寝中に隙を見て入力作業をしています。
今回は支払調書を見つつ、「ちょっとこれ…分かりにくいな…」と感じたところをメモしておきます。
前提:支払調書の見方は?
こちらはAGクラウドファンディングの支払調書です(少し古いですが昨年2023年分です。2024年分も既に発行されていますので、マイページから入手してください)。
確定申告に必要なのは、①支払金額合計(1年間の税引前分配金)、②源泉徴収税額(1年間に引かれた税金)、③支払者の住所、④支払者の名前(会社名)の4つだけです。
ちなみに↑の画像の例では、①支払金額合計と②源泉徴収税額が記載されていますが、多くの事業者では記載されておらず、自分で足し算することになります。事業者の方がご覧になっていたら、改善をお願いします。
支払調書を見ながら、確定申告書等作成コーナーの雑所得に①~④を転記するだけですので、あっさりと終わります。
とってもシンプルですね。
ちなみに、AGクラウドファンディングの運営事業者名は「AGレンディング株式会社」です。サービス名称と運営事業者名称は必ずしも一致しませんので、支払調書の④の項目をそのまま入れればよいでしょう。
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疑問:支払調書が案件ごとに分かれている場合は?
ほとんどの支払調書は、前述のAGクラファンと同様に記入すれば事足りますが、中には支払調書が複数枚発行されたり、1枚の支払調書の中に複数の支払者が書かれていたりします。
支払調書が案件ごとに分かれている場合
上二つの画像は、TREC fundingの支払調書です。私はこちらの事業者で4案件に出資しており、支払調書も4枚発行されています。
TREC fundingは案件ごとに合同会社を作って、対象物件を事業者の財産から切り離す仕組み(いわゆる倒産隔離)をとっているためか、案件ごとに支払者が異なります。
そのため、確定申告書に入力する際には、支払者ごと(上の画像の場合は合同会社トレック・ヴィーナスで1件、合同会社トレック・ウラヌスで1件)に入力します。
ちなみに、同様の倒産隔離スキームをとっているレベチーも、案件ごとに支払調書を発行しているようです(出資している身内に見せてもらいました)。
1枚の支払調書に支払者が複数書かれている場合
上の画像はFundsの支払調書です。私はこちらの事業者で2案件出資しており、1枚の支払調書に支払者が2つ記載されています。
この場合も、確定申告書に入力する際には、支払者ごと(上の画像の場合は株式会社ムゲンファンディングで1件、ファンズ・オペレーション合同会社で1件)に入力します。
以上が躓きがちなポイントでした。
まだまだ時間がありますので、コツコツやっていきましょう〜