確定申告受付開始まで1カ月を切りました(2月15日~)。ソシレン・クラファン事業者各社から1年間の分配・源泉徴収金額を記載した支払調書が続々発行されています。
私がソシレン初心者の頃に戸惑った点をまとめておきましたので、参考になれば幸いです。
※実際に申告する際には各人の状況に合わせて、税務署・税理士などへ相談してください。
実際の申告手順については以前の記事をどうぞ↓
疑問1.支払調書の入手方法は?
毎年1月~2月頃に発行されるので、各社のマイページから「各種書類」や「法定調書」などのメニューにアクセスして、ダウンロードします。
確定申告の際に、支払調書に記載されている内容を確定申告書類に転記します。そのため、支払調書そのものの提出は不要ですが、税務調査を受けた際などに必要ですので保存しておきましょう。
疑問2.支払調書の見方は?
確定申告に必要なのは、①支払金額合計(1年間の税引前分配金)、②源泉徴収税額(1年間に引かれた税金)、③支払者の住所、④支払者の名前(会社名)の4つだけです。
ちなみに↑の画像の例では、①支払金額合計と②源泉徴収税額が記載されていますが、多くの事業者では記載されておらず、自分で足し算することになります。
AGクラウドファンディングさんありがとう…。他の事業者の皆さんも改善お願いします!
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疑問3.経費計上できるものは?
ソシレン・不動産クラファン投資では、出資金振込時の振込手数料とデポジット等出金時の出金手数料は経費として認められています。
経費計上する場合には、最低限金額・日付のメモを用意し、可能であれば振込画面のスクリーンショットなどを保存しておきましょう。こちらも支払調書と同様、提出する必要はありません。
その他にもソシレン・クラファン投資関連の書籍購入代や、セミナー参加費なども対象となる場合がありますが、個別判断になりますので税務署や税理士の判断を仰いでください。
疑問4.2023年に初投資し、2023年内は分配金を受け取っていない場合は?
ソシレン・不動産クラファン投資の場合、出資してから分配金をいただくまでに間が空く場合があります。年内に支払いが発生していない場合、申告は不要です。
例:2023年6月に運用期間12ヵ月の案件に投資。運用益は元本償還時に一括で分配される。
→2024年7月頃に分配金・元本が償還される(予定)ため、2024年分の収入として2025年2~3月の確定申告時に申告する。
上の例の場合、そもそも支払調書に0円と記載されているか、支払調書自体が発行されませんので、申告は不要です。
以上の4点が、私がソシレン投資初年に感じた疑問です。少しでも参考になればと思います。
ソシレン・不動産クラファン投資の確定申告は、税理士さんにお願いすることできますが、支払調書のダウンロードなどが面倒なだけで、申告自体は難しくありませんので是非自力でやってみてください!