何かと話題のChatGPT、主婦の私にはあんまり縁がないかも…と思っていました。しかし、ニュースで見て「ひょっとして私にも使えるのでは?」と興味が涌いてきましたので試してみました。
そもそもChatGPTとは?
ChatGPTは、人工知能(AI)を使った会話型のコンピュータプログラムです。入力した疑問に、とても自然な言葉で返答してくれます。Microsoftの検索エンジンBingに搭載された「Bing AI」には、ChatGPTと同じGPT-4という大規模言語モデルが使われているとのことで、今回はこちらを使ってみました。
Bing AIの使い方
Bing AIはMicrosoftアカウントにログインするだけで無料で利用できます。
Bingを開いて、チャットをクリック
質問を入力するだけで回答が返ってきます。
社会から取り残されがちな主婦の思うところ
私のIT知識はほぼゼロです。
仕事をしていた頃には、“若いから”という理由だけで情報システム担当者なるものに任命され、手探りで状態でNASの設定や、ホームページの管理を行ったのは良い思い出です(当時は大変でしたが…)。この時に親世代の方々が「若いとこういうの(IT系)使いこなせるからいいよね~(他人事)」「ちょっとPC調子悪いから見て!(insertかCaps lock押しただけ)」という状態なのを目の当たりにして、「自分の子供にこんな風にみられるのは嫌だ!勉強しないと!」と感じました。
そのためhtmlやcssを勉強してみたり、結婚後は初めてpythonでコードを書いてみたりしたのですが、妊娠・出産・家事・育児に追われて進捗はイマイチです。乳児の世話と、疑問を調べながらじっくり進めるプログラミングの勉強って、酢豚に入っているパイナップルくらい相性最悪だと思っています(育休中のリスキリングを提唱した人は、育児だけでなく真剣に勉強した経験もないのでしょうね…)。
ところがChatGPTでは、上手に質問すればソースコードも教えてくれると聞き、使い方によっては勉強時間が短くなるのでは?と思い試してみることにしました。
Bing AIを使ったプログラミングの勉強
せっかく使うなら副業に活用したいということで、pythonで株価指標を取得してExcelに書き出すにはどうすればよいか聞いてみました。
実際に出されたコードを実行してみると、「No module named ‘pandas’」のエラーが出ました。なるほど、pythonはインストール済みですが必要なモジュールをpip installしないといけないな…と察した訳ですが、せっかくなら完全に素人という設定でとぼけてみます。
すごいですね…インストールのためのコマンドも、どこで実行する必要があるかも教えてくれました。
今回教えてくれたソースコードでは、株式指標を掲載しているHPが既に閉鎖されているため、実際に数値を取得するには至りませんでした。株価情報を扱うHPはあまたありますが、webスクレイピングする(webから情報を集める)際には、アクセス先でその行為が許可されている必要があります。実行する際には各自ご確認ください。
ここであきらめるのはもったいない!ということで、「2種類の銘柄情報をExcelに書き出して比較する」部分だけに焦点を絞って、ソースコードを書いてみることにしました。
以前から購入を検討している2銘柄についてサンプルデータを作り、AIに尋ねる⇒修正して実行する⇒AIに尋ねる…とやり取りすること20分、無事Excelに書き出し、保存することができました。
恥を忍んでやり取りの一部を曝します。
サンプルになるテキストファイルの作り方から教えてくれて、エラーが出たら表示された文言をそのままコピーして尋ねると、修正方法を教えてくれます。
さらに、一度修正した部分は次回以降に表示する際には反映されています。
もちろん、書きあがったコードが何を意味してどのように動いているのか、文法を紐解いて理解しなければ意味がないのですが、これまで躓くたびにエラーの意味を調べて時間を浪費したり、人に尋ねたりしていたのですが、その手間が省けてしまいます。
まだまだ子供が小さく時間は取れないのですが、滞っていた勉強を再開するいいきっかけになりそうです。いずれは副業に生かせるといいなと思います。