第1子がイヤイヤ期突入、妊娠後期に突入、そして夫は長期海外出張で不在…。
「育児向いてない…ムリ…」と涙が止まらない日と、「こんなに理不尽な2歳児の相手が向いてる奴なんていないだろ!」と冷静になる日を交互に過ごして躁鬱状態です。
こういうときは遠い未来を考えることにします…。ということで第2子に向けて学資保険の検討をします。
※読んでいただけるとわかるとおり、保険会社の回し者ではありません。各家庭の置かれた状況により必要性は変わりますので、参考程度に見ておいてください。
学資保険とは?
学資保険とは、教育資金目的で保険料を積み立てることで、大学等の費用がかさむ時期に合わせて資金を受け取ることができる積立式の保険のことを指します。
積立てた資金は保険会社が運用してくれるため、受け取るときには積立額満額+αとなることが多いです。以下のような特徴に留意しておく必要があります。
- 多くの商品は生命保険機能も備えており、契約者が死亡等した場合には払込が免除される
- 契約開始年齢が高かったり、途中解約すると受取率が元本を割ることもある
- 生命保険控除の対象となる商品もある
我が家の場合を検討
第1子の際にも検討したのですが、我が家は現在学資をかけずにNISAに全力投球しています。
第2子においても同様に学資保険を検討していきます。ネットで人気が高かった「MY生命つみたて学資」を例に検討しました。掛金パターンも色々ですが、今回は月々1万円程度のもので考えました。
- 子が0~15歳まで月額保険料10,097円(払込額1,817,460円)
- 子が18歳以降4回に分けて受取ることができ、21歳で満期となる
- 受取率110.0%(受取額1,999,206円)
こちらの内容でメリット・デメリットを考えていきます。
学資保険を組むメリット・デメリット
まずメリットは以下の通りです。
- 200万円を無理なく用意できる
- 満期まで運用すれば、元本+差額181,746円を受け取ることができる
- 年間保険料が121,164円(>80,000円)なので、40,000円の一般生命保険候補が受けられる
- 夫にもしものことがあれば保険料払い込みが免除されたうえで補償内容は継続される
デメリットとしては以下の通りです。
- 0~18歳まで完全に資金拘束される
- 同額をNISA等で積み立てた場合に、よりよいリターンを得られる可能性がある
- 夫にもしものことがあった場合には学資だけでは足りないので生命保険を別途かける必要がある。
その場合、学資保険だけで一般生命保険控除を満額受けているので、これ以上節税できない。
特に、NISAとの比較は痛いですね…。15年間月額1万円を世界経済インデックスファンドに積立てた場合のシミュレーション(栃木銀行積立シミュレーションより)によれば、受取額3,452,900円となり差額は1,652,900円です。
また、既に夫にもしものことがあった場合に備えて生命保険をかけております(掛け捨て)。月額3~4,000円程度ですので、すでに生命保険控除をほぼ活用しきっている状態です。
結論:よほどのことがない限り学資保険はかけない
学資保険とNISAは特徴が違います(前者は保険寄り、後者は投資寄り)ので、理解したうえで両方かけることができれば一番いいのかなぁと思いますが、そんな余裕がある人はそもそも教育資金で悩まないですよね…。
ということで私が考えた教育資金準備策は以下のパターン。
- 学資保険は掛けず、掛捨て生命保険 + NISAで積み立てる
- 夫には生命保険を掛け、妻が学資保険を掛け、残りをNISAで積み立てる
保険料控除を活用しつつ、もしもの時の保険と積立運用益の両捕りを狙うにはこの方法かなぁと思います。ただし、定額収入がない専業主婦妻が学資保険を契約しても思ったほどの控除は受けられません(具体的には年収130万円以下で4万円満額控除を受けた場合で、還付額は年2,000円程度)ので、現実的ではありません。
ということで、結論:我が家は第2子も学資保険なしで行きます!
おまけ:NISAの運用状況
夫婦のNISAつみたて実績は↑のとおり。為替や株式市場の変動に注意しつつ積立額は変化させてきましたが、まずまずの結果です。
国内株式・米国株式・8資産バランス型など、それぞれ分散して積み立てています。第2子出産を終えたら、児童手当分だけ毎月の積立額上げようかな~