私が出資していた「トモタクCF11号(築地7丁目プロジェクト1)」が無事に償還されました。この案件、実は運用期間が延期されていたので(注意:延滞ではないです)、少し心配していました。出資していない方のために、少し経緯をまとめておきます。
トモタクCF11号(築地7丁目プロジェクト1)とは?
今回償還されたトモタクCF11号は、トモタク初の開発プロジェクト(キャピタルゲイン型ファンド)でした。出資金で取得した土地に、新たに5階建てマンションを建設し、完成した建物および土地を売却した利益を投資家に分配する予定となっていました。
土地取得~建物建設~売却までを2022年11月10日~2023年11月9日までの12か月間で完了させるのが当初の予定となっていました。
ちなみに、案件詳細「運用期間変更に関するリスク」において、「不動産市況他の状況次第では、事業者の判断で、6ヵ月を超えない範囲で当初想定運用期間を延長する可能性があります。」と明記されており、契約成立前書面においても延長する場合には「契約期間の満了日の2ヶ月前までに本出資者に書面又はは電磁的方法により通知する」とも書かれていました。
償還までの経緯と投資家への情報提供について
契約期間満了の2ヵ月前である2023年9月7日、運用期間を延長する旨のメールが出資者宛に届きました。
- 延長期間:6ヵ月(終了予定日を2023年11月9日→2024年5月9日に変更)
- 延長理由:工事過程での地中障害物の影響による工期の遅れ
延長理由については、既に対応済みであることされていたほか、不明な点はお気軽にお問合せくださいと書かれており、出資者に対してはそれなりに説明が済んでいるのかなという印象でした。しかし、一般会員に向けてはホームページのお知らせ画面に載せるのみで、正直あまり積極的に公表している印象ではありませんでしたね。
運用期間が延長されて5ヵ月経った2024年4月8日、対象不動産の売却完了のメールが出資者に届きました。これによりますと、買主の意向により、マンション建設は行われず、更地として売却することとなったようです。
そして2024年4月22日、元本および予定通りの利回りで分配金の償還がなされました。
トモタクの対応についての感想
個人的な感想としては、まず結果よければすべてよしです。30万円の出資で分配金24,600円をいただきました。
今回の件は、更地のままで買いたいという買主の意向と、建物を建て更なるキャピタルゲインを狙いたいトモタクとの意向が異なっており、出資者への説明も難しかったのであろうと推察されます(償還時のメールが奥歯に物が挟まったような言い方で察しました…)。
契約期間で明記されていた延長期間内に収めつつ、当初予定通りの利回りを実現できた結果を見ると、トモタクが事業者としての意向を捨てたうえで、その他の売却先を探すよりも更地で売ることを選んだことは結果的には正しかったといえます。
本案件への出資者目線では、売却契約の締結前に情報が洩れれば、最悪の場合不成立となる可能性があるため、情報が少ないことは仕方ないし、売却完了を優先して欲しいと思います。
一方で、本案件へは出資していない一般会員目線では、たとえ埋設物による影響であったとしても、延長したという情報はTOPページに記載して欲しいとも思います。内容によっては、トモタクの他案件への出資を保留することも検討したいので、延長・遅延・毀損については小さな情報でも見逃したくないですからね。
結論、トモタクへの出資は今後も続けていきたいと思います。各社のお知らせ画面は、定期的に確認するようにしましょう!
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