2024年1月からスタートする新NISA、積み立て設定お済でしょうか?
「子供が小さくてパートも難しい…」「転勤族で就職が厳しい…」「そもそも保育園探しと就活ってどっちからしたらいいの…?」など、収入がない専業主婦にはそもそも関係ないと思われがちな資産形成ですが、そんなことはありません!
1歳児を自宅で育てている専業主婦が新NISAをフル活用して行う資産形成を解説していきます。同じような状況で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
新NISAについての基礎知識
2024年1月から新しいNISA制度がスタートします。現行のNISAを利用している方には説明不要かと思いますが、そうでない方に向けて簡単に説明しておきます。新NISAで押さえておきたいポイントとしては以下の3点です。
- 資産運用で得られた利益には通常課税されるが、新NISAでは運用元本1,800万円まで非課税で運用できる。
- 定期的(毎月〇日など)に一定の金額を投資する「つみたて投資枠」と、一括で投資できる「成長投資枠」がある。
- 新NISAで運用しているお金は、自由なタイミングで現金化することができる。
- 新NISAで運用しているお金の一部を現金化した場合、翌年にその分の非課税投資枠が復活する。
とりあえずこれだけ抑えておけば、以下で解説する私の資産形成術の説明はご理解いただけると思います。新NISAの詳細をさらに詳しく知りたい方は、以前の解説記事をどうぞ↓
主婦でもできる新NISA活用
主婦でもできる新NISA活用の第1歩としては、「児童手当を運用する」という方法があります。
児童手当のよくある活用術としては学資保険があり、メリットとして生命保険控除が使える、保護者の死亡等により掛金が免除となることが挙げられます。一方でデメリットとして、中途解約で元本割れする、インフレに弱い(返還率が高くない)ことがあげられ、特に中途解約できないのは重過ぎるデメリットだと思っています。
そのため、私は学資保険をかけず児童手当を新NISAで運用することとしました。生まれた月にもよりますが、18歳まで児童手当を満額貯金すると約200万円になります。これを貯金ではなく、新NISAで非課税運用したとしてシミュレーションしてみましょう。
※投資ですので、元本や運用成績は保証されていません。投資判断はあくまで自己責任です。
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例1:児童手当から毎月1万円を3%で運用
【運用条件】
・0歳~18歳まで毎月1万円を積立(便宜上4月生まれとします)
・年利3%で運用(一般的なつみたて投資枠運用商品より控えめに設定しています)
結果は70万円のプラスの約286万円です。学資保険だと、返還率が高いものでも118%ほどですので、返還率132.7%はかなり優秀ではないでしょうか。
例2:児童手当から毎月1万円を5%で運用
【運用条件】
・0歳~18歳まで毎月1万円を積立(便宜上4月生まれとします)
・年利5%で運用(先ほどよりも少し年利を高く設定しました)
結果は134万円のプラスの約349万円です。返還率162.3%も積立商品によっては実現不可能な数字ではありませんね。
例3:児童手当から毎月1.5万円を3%で運用
【運用条件】
・0歳~18歳まで毎月1.5万円を積立(便宜上4月生まれとします)
・年利3%で運用
現行の児童手当は第1・2子の場合、0~2歳まで1.5万円/月、以降は1万円/月となっていますが、3歳以降はお給料からプラス5,000円頑張ってみると、結果は106万円のプラスの約429万円です。
これだけあると、大学の入学資金や一人暮らしする場合の引っ越し費用くらいは何とかなりそうですね!
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まとめ
具体的なシミュレーションをしてみると、やはり新NISAを活用しない手はなさそうですね。
新NISAと児童手当積み立ての相性がいいところは、運用した元本(児童手当満額の場合約200万円)を大学入学資金等で払い出した場合、翌年にはその分の投資枠が復活するという点。
復活した投資枠を子の独立~年金受給開始までの間に5~10年かけて埋めることで、老後資金を運用することもできます。よくできてますね~!
次回は第2弾として、【新NISA×ソシレン・クラファン投資】で始める専業主婦の資産形成術を解説しようと思います。